新連載

【新連載】「幼保小の架け橋プログラム」をはじめました①  4 回シリーズ(1)

京都市立音羽川小学校 校長 阿部 正人

 山科区にある京都市立音羽川小学校で校長をしております、阿部正人と申します。このたび、皆様とお出会いできる機会をいただき、大変光栄に思っております。心より感謝申し上げます。

 さて、音羽川学区は、外環状線と五条通が交わる交 差点の北東エリアに位置し、北は三条通まで広がって います。近くには JR・地下鉄の山科駅や地下鉄東野 駅があり、交通の便に恵まれた地域です。かつては田畑が広がる地域でしたが、現在は閑静な住宅街となっています。
本校は創立46年目を迎え、令和8年度の児 童数は約350人、各学年 2学級、 1学級あたり30人前 後の規模となっています。また、学区内には南殿幼稚 園(園長 大村泰基先生)と、認定こども園の、計2園があります。
令和7年度より京都市立の全小学校で「幼保小の架 け橋プログラム」が実施されることとなり、本校でも 取り組みを開始しました。
このプログラムは、「架け 橋期にふさわしい主体的・対話的で深い学びの実現を 図り、子どもたちの多様性に配慮しながら、すべての子どもに学びや生活の基盤を育む」ことを目指すものです。
しかし、実際に何から始めればよいのか当初は 戸惑いました。それでも、保育・教育の質的向上をめざし、 3校園で手を取り合いながら、一歩一歩進めていくことにしました。

 まずは計画づくりからです。これまで本校と2園との関わりは、他学年が生活科の学習で認定こども園を訪れたり、総合的な学習の時間に幼稚園と交流したりするといった限定的なものでした。校園長同士の関わりも、入学式や入園式などの儀式の場にとどまっていました。
こうした現状と課題を踏まえ、令和7年 5月中旬に、 3校園長による「第1回架け橋ミーティング」を開催しました。目指す子ども像について熱く語り合い、 子ども同士の交流や教職員間の交流・研修について も意見を交わしました。園長先生方のお話は新鮮で、 多くの学びを得る機会となりました。

 その後、 2度にわたって、 2園の主任の先生方と 本校の幼保小連携・接続主任(教務主任が担当)が 参加する「架け橋ミーティング(実務者会議)」を 開催しました。ここでは、校園長間で話し合った内 容を具体化し、年間の見通しを持つことができました。 私自身も実務者会議の際に主任の先生方と少しお話 する機会がありました。先生方が豊かな経験をもとに、 笑顔で明るく保育・教育に向き合っておられる姿に 深く感銘を受けるとともに、これから始まる架け橋プログラムへの期待が一層高まりました。

 そして令和 7 年 7 月 8 日、とても暑い日ではあり ましたが、年長児と 1 年生が本校の教室や体育館で、
「第1回交流会(顔合わせ)」を行いました。少しの 緊張と大きな期待が入り混じる中、子どもたちの目 はキラキラと輝いていました。 1年生がお兄さん・ お姉さんらしく振る舞う姿も、とても印象的でした。
このような素敵な出会いから、 3校園による架け橋プログラムがスタートしました……。